〜あとがきみたいな言い訳〜

EP8のこのシーンを見て、昔聴いてたタイトルと同名の曲が浮かんできたので
歌詞をモチーフにしてなるべく戦人の内面をメインに書きました。

うみねこのBGMでは「wingless」あたりを聴きながら読むと結構雰囲気出ると思います。 

 

実はこういうアンソロ初めてなので嬉しくてそれでいて戦人さんの書けるだなんて嬉しくて嬉しくて震えて

9月末の参加申請3日後には出来上がっちゃった作品です。構想と製作期間3日とかマジすみません。

 

 魔法か手品か。
そのどちらを選んだとしても戦人は『未来の魔女』と同じ扉はくぐれない。
十八さんの記憶には存在できるけれど、十八さんが戦人として存在することは出来ない。
そんなことを知っていてお兄ちゃん心が動いていればなぁ、なんて。

彼はそれを受け入れて扉に映った十八さんに『…老けたな、「お前」』と
敢えて他人のように呟いたんじゃないかなーって。

GMになったって戦人は戦人、達観しきってなどいないはず。
6年間疎遠だった実の妹の傍に居てやりたい気持ちだってあるはずです。

でも彼女自身の幸せのためには未来へ進んでもらおう、それが最後の望みだ。


 ―っていう偽書のつもりです。

ちなみに作品の中での「エピローグ」として戦人が扉に書いたもの、
全部あの場で訳すのはちょっと字面的にアレだったので重要なところだけ訳しました。
こちらでは全文訳したものを載せます。

Cara la mia sorellina,Ange
 (親愛なる妹、縁寿へ)

Il colore del cielo vi avvolgeranno in qualche modo, di essere gentile blu.
(貴女を包む空気の色が、優しい青でありますように)
   
 Ci vediamo di nuovo. buona giornata.
(シーユーアゲイン、ハバナイスディ)

Da Battler.
(戦人より)

 イタリア語で書くとシーユーアゲインもカッコよく見える不思議。
魔法を使いイタリア語で書くあたりカッコつけちゃってますが、
シーユーアゲインに彼らしさを滲んでる感じはあります。

あとイタリア語の細かい文法は気にしないことです。
 
一人称形式の短い文を繋げることによって非常に読みにくいですが、
少しでもリアルな感情が表れていたら幸いです。
ご拝読ありがとうございましたヽ(ωW)ノ 

葉月慧(@kei_haduki)

 

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